2011年03月07日

ピントが合いにくく、フィルムみたいな感じに。
明日、高次脳機能障害と嚥下障害のリハビリをしていた患者さんが、明日退院です。
といっても自宅に帰ることができないので療養型病院に転院です。
入院当初は右側しか見ることができない、話がかみ合わない、表情がない、注意集中できないなど
高次脳機能障害は結構重度でした。
飲み込みはとても悪くて口の中は痰だらけ。おまけに会話はできるくらい起きているのに脳幹は寝ているので
しょうか、起きていても無呼吸が20秒ほどあり血中酸素濃度は通常の97%が82%まで下がる・・・
そして呼吸再開とともに本当は飲み込むべき物も吸い込むという。。。
協力動作が得られず、呼吸や口腔内の環境が整わない状態で、これはかなり手ごわいぞと思いました。
食べるどころじゃないです。毎日歯磨きからのスタートです。
プラトー状態が長く続き、私自身の気持ちがくじけそうな時もあったので、ゼリーが食べられるようになった時には本当に嬉しかったです。
だんだん元気になって冗談を言うようになり、「がちょーん」とか「アイーン」とかまでやってくれて、
3食経口摂取になり鼻のチューブが抜けて、昨日は「ラブ注入」までやってくれました(笑)
笑ったり人に声をかけたりしている姿も、ちょっと前までは高い目標でした。
一度も諦めることなく一緒に練習してくれて。忘れられない数カ月になりました。
必ず道はあるということを、色々な人が教えてくれています。
コメント
funamyu | URL | H6hNXAII
Re: Oさん、ありがとう!
感動的な話ですね。(写真も素敵です!!)
僕は世田谷の高次脳機能障害のセンターでのいろんなお祭りで、
いろんな出会いがあって、私のブログに書いてくれてるのも
そこのスタッフの人だったりします。
コージーズって名前で、いろんな活動をしていますが音楽もその一環です。
ところがまさか自分が脳梗塞に倒れるとは思ってもみませんでした。
足が動くようになって、積極的に外に出るようになったら、
どんどん改善されてきましたが、
リハビリクリニックの先生が元気にしてくれるので楽しいのです。
理学療法士や作業療法士の先生ってメンタルでもすごく重要なんですね。
元気になれますからね。
そういえば私の妻も世田谷障害者センターの職員です。
( 2011年03月08日 09:36 [編集] )
eir* | URL | 85VFSmhE
funamyuさん☆
そういうサービスがあるんですね。
地域によって、色々と差があるようですね。
喜怒哀楽で言ったら、やっぱり楽しくて笑っている方がリハビリ(全般的に?)には効果的なような気がします(^^) 楽しいところがあって、いいですね~☆
( 2011年03月08日 21:54 [編集] )
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