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地震が分からなくなった!!!

2011年04月03日

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外国人観光客が全然いない浅草。ひさしぶりの、静かな日本の春。日本人も少ない・・・撮りやすい(笑)

東京では忘れたとろに地震や余震がありますが、初めは震度1でも2でも気づいていたのに、
最近3でも気が付かない!!!

このところ、Aさんという人のリハビリ中に地震が起きることが多いのです。
昨日、母から「久しぶりに揺れたね!大丈夫だった?」とメールが来ましたが、
「え?地震?あったっけ???」と返信したら、「あれに気づかなかったの!?」とびっくりされました。
はじめは歩いていたからかな?とか思ったのですが、その時間、たしかいつものAさんとリハビリしてた…
そうだ、Aさんが「なんか、揺れてるような気がする」と笑ったときに、
「大丈夫だよ、揺れてないよ」って・・・ 確かに言った!!!
静かな部屋の中にいてもわからないなんて、とほほ。
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Iさん、ありがとう!

2011年03月08日

2011-1 redscale (23)

素晴らしくレトロな写り!だけど左右は反転しております。

年末からリハビリをしていた人が明日退院です。
入院時は身体はスタスタ歩くことができるのに、言葉はほとんど喋れなくて
半分くらい聞き間違えたりもしちゃう大変な状態でした。
何をしゃべっても最初に出てきた言葉が延々と続いちゃう感じで、初めに「これは」と言えば
ずーーーーっと「これは、これは、これは、これは・・・」だし、「じゃなくて」と言えば、
「・・・じゃなくて、じゃなくて、じゃなくて・・・」だし、ミカンと言えば、「ミカン、ミカンミカン」。
あー、もう大変だぁこれは!!!
正直、改善が見られないような時期が何週間か続き、ダメかと思った。
でも、おなかが痛い日以外はいっつも一生懸命で、時には1時間泣いていることもあったけど、
なんとか数カ月を乗り越えました!

紆余曲折ありましたが、片言の会話はできるほどになりました。
まだまだ良くなる時期だけど、身体的な問題はほとんどないので早めの退院となりました。
退院後、通える範囲に言語訓練が受けられる施設や病院がないとのこと。
ちょっと心配ではありますが、きっと通所施設で新しい仲間ができるのでしょう。
くじけそうになることもあるけど、最後まで諦めないIさん。私も諦めないで頑張りますね。

Oさん、ありがとう!

2011年03月07日

DSC01082.jpg
ピントが合いにくく、フィルムみたいな感じに。


明日、高次脳機能障害と嚥下障害のリハビリをしていた患者さんが、明日退院です。
といっても自宅に帰ることができないので療養型病院に転院です。

入院当初は右側しか見ることができない、話がかみ合わない、表情がない、注意集中できないなど
高次脳機能障害は結構重度でした。
飲み込みはとても悪くて口の中は痰だらけ。おまけに会話はできるくらい起きているのに脳幹は寝ているので
しょうか、起きていても無呼吸が20秒ほどあり血中酸素濃度は通常の97%が82%まで下がる・・・
そして呼吸再開とともに本当は飲み込むべき物も吸い込むという。。。

協力動作が得られず、呼吸や口腔内の環境が整わない状態で、これはかなり手ごわいぞと思いました。
食べるどころじゃないです。毎日歯磨きからのスタートです。
プラトー状態が長く続き、私自身の気持ちがくじけそうな時もあったので、ゼリーが食べられるようになった時には本当に嬉しかったです。
だんだん元気になって冗談を言うようになり、「がちょーん」とか「アイーン」とかまでやってくれて、
3食経口摂取になり鼻のチューブが抜けて、昨日は「ラブ注入」までやってくれました(笑)
笑ったり人に声をかけたりしている姿も、ちょっと前までは高い目標でした。

一度も諦めることなく一緒に練習してくれて。忘れられない数カ月になりました。


必ず道はあるということを、色々な人が教えてくれています。