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夢の大公国、ルクセンブルグ(3)

2010年10月13日

☆☆☆ 5日目 ☆☆☆
ルクセンブルグは物価が高い。川向こうのドイツ側は安い。
というわけで、スーパーにてチョコレートやら食べ物を購入。
川を渡ればドイツ語。同じユーロ内なので、国境はあるのにないような感覚。

さて、本日「ルクセンブルグのスイス」に行ってきました!
スイスのようだから姉夫婦が勝手にそう呼んでいるのかと思っていたのですが、どうやらみなさん、
本当にそう呼んでいるよう。地質など自然環境がスイスに似ているらしいのです。
日本のアルプスみたいなものでしょうか。
ハイキングをしたのですが、スーパーマリオに出てくるキノコみたいな毒キノコが生えていたり、
キツツキが木をたたいていたり、森の中はおもしろいことになっていました。
そしてなにより空気がおいしい。
びっくりしたのが、日本の山と違って人が居ない!
何組かはみかけましたが、見晴らしポイントも、ベンチも、貸切のような状態です。
いつまでも遊んでいたいような山でした☆

岐路に、モーゼルリバー(モーゼルワインって有名なんですね。)沿いの町でハクチョウにパンをあげました。
ここでかなりたまげたのですが。。。
地元のお姉さんが、パンをあげに来ていたのです。
それも、袋いっぱい。
レストランのあまりかなにかでしょうか。それともパン屋さんでしょうか。
なににたまげたかというと、期限の切れた硬くなったパンを、なんと足でガシガシ踏み砕いて、両手で集め、
「バッサーっっ!!!」って白鳥や鴨たちに投げかけているのです!!!
白鳥も白鳥で、背中にパン屑が乗っかっても、なかまにつつかれても、気にしていない・・・
オーストラリア並みにワイルドな光景に、唖然としました!
あのお姉さんは、今日も白鳥たちにご飯をあげているのでしょうか!??

☆☆☆ 6日め ☆☆☆
ルクセンブルグ滞在も、6日目となるとこの宿泊場所にも慣れて。。。来なかった。
あいかわらず、その重厚なドアや年季の入った階段、広さにビックリです。
そして、紅葉の素晴らしさ!たまたま選んだ日取りでしたが、ほとんど晴れでベストシーズン!
本日は、午前は裏手の湖まで散歩。
ハンターが鳥か何かを撃っている音がするので、あまり奥地までは行かず。
これがまた、湖がすばらしい景色。
湖は、すでに冬のような景色で、なんだかヨーロッパみたい!(ヨーロッパですが。。。)
本日のメインイベントは親戚の家でのランチ。
88歳で、スタスタ階段を移動して杖も要らない私たちと同じだけ食事が食べられるおばあちゃんに
ぶったまげました。・・・いやー、なかなか長寿国日本にもいないですよ、こんなおばあちゃん!
おにんぎょうみたいで、いちいち動きもかわいいおばあちゃん。言葉が通じないのが残念ですが、
いろいろ話しかけてくれました。

☆☆☆ 7日目 ☆☆☆
この度では、観光地のお城に行ったり、山に行ったり、なかなか足腰が鍛えられました。
本日はドイツ観光。
といっても、もちろん日本のガイドには載っていないような田舎の方ですが、一応観光地であります。
午前中、川が「ヘアピンカーブ」している蛇行地点を見に行ったり、城跡と古い町並みを見に行ったり、
メルヘンな情景を堪能。
カメラの持ち運びにはもう慣れて、AriaとK-xとKLASSEの三刀流。
田舎なのでパリやフィレンツェのようなひったくりの怖さもそこまではなく、ある程度安心。
午後は本日のメインイベント、世界遺産「トリーア」の町へ。
しばらくルクセンブルグにいたので、人の多さに圧倒されました。
町はとてもかわいい色で、カラフルでした。
本日のおどろきポイントは・・・アイスの値段!
ルクセンブルグでは1ユーロの安さとおいしさにたまげましたが、ドイツはなんと70セント!!!
おいしさは変わらず。
なんて楽しい国なんだ~~~


楽しい旅行も1週間でおしまい。
「もっと居たい」と思うはずが、なんだか毎日いろいろなところに連れて行ってもらって、
よく動き、良く食べ、良く寝たので、もう1ヶ月くらい滞在していた気分。満足な旅でした。
帰りはアムステルダムで5時間ありましtが一人旅ではなかったので喋っているうちに、あっという間。
帰国後は軽い時差ぼけにぼーっとしていましたが、2日で回復。

また旅行貯金しなくちゃ!!!

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1upキノコではなく、毒がありそう。


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大きな岩におおわれた山。苔で緑色。森の中では写真よりも断然きれいな色でした。

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みにくいアヒルの子=白鳥の赤ちゃん。

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ヘアピンカーブ!!!

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紅葉の時期は本当に短いそうです。

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ブロンプトン夫婦発見!!!

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ブドウ畑。
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夢の大公国、ルクセンブルグ(2)

2010年10月12日

☆☆☆3日目☆☆☆
早朝、霧雨の中、宿泊している屋敷の向かいにあるブドウ畑を散歩しました。
45度ほどに傾斜のきつい斜面に、一日中日が当たるようにと設計されているブドウ畑。
階段を昇りながら、こんぴらさんを思い出しました・・・!

帰ってから裏庭を案内してもらいました。
裏庭に鉄線があって敷地はそこまでかと思っていたのですが、なんと遥か広がる小さな森も敷地という
ではありませんか!「城壁があるところまでが敷地だよ」って・・・!
人間ではなく、放牧の羊が庭まで入らないようにするための鉄線だったよう。
裏庭のその向こうには、鉢を飼う小屋のようなものや、よくわからないけど壁で区切られたスペースが
たくさんありました。それぞれに、りんごやら梨やらベリーやら、たくさん実がなっていました。
見は収穫して、お酒にしているようで、屋敷の螺旋階段にはリンゴ酒の作り途中の瓶が置いてありました。

昼過ぎごろ、天気がすぐれないので「マジノ線」(ウィキペディアなど参照してください)に行きました。
たしか、フランスです。
戦争の爪痕、要塞のような地下に広がる空間。。。
「2時間」の英語のツアーを申し込んだのに、所要時間は3時間弱だった!!!
中は兵隊さんが暮らしていた後や当時の資料、弾薬庫、トロッコ、ミサイル発射機など、めずらしいものが
たくさんありました。子供や赤ちゃん(ベビーカー)に付ける毒ガスマスクはさすがにちょっとこわかったです。
ちなみにツアー込みで8ユーロ!やっすい!

帰りには晴れたので、RODEMACKというお城のある古い村に行きました。
とってもきれいでした。
公園の横にプルーンやナシの木があって、木をゆすって実を落として食べました♪
拾い食い。。。!!!
この国では、当たり前なのです。しかも熟れた採れたてのプルーンがこんなにおいしいなんて知らなかったです。

夜は親戚ご一同とレストランに行きましたが、意外にエスカルゴがおいしかったのと、海から遠いのにエビが
新鮮でおいしかったのにびっくりしました。輸送ルートがしっかりあるんでしょうねー。
そしてクリームブリュレ!
おいしいだろうと思って注文しましたが、まさか本当にこんなにおいしいとは!!!

またも驚きの連続の一日でした。


☆☆☆4日目☆☆☆
朝から素晴らしい天気。春のよう。薄いシャツ一枚でOK!昨日はダウンだったけどなーとか思いつつ。
川沿いをドライブ。川向こうはドイツ。
大きな教会のある村(町?)に行き、1ユーロのアイスにおどろきました。ハーゲ○ダッツより、ぜんぜん
おいしい、しかもやすいし!!!
そしてルクセンブルグでは有名な大きなお城に行きました。
内部はかなり広く、これで6ユーロってやすい!
中にはルクセンブルグを訪れた著名人の写真があり、天皇陛下や皇太子さまの写真が飾ってありました。

そして、歴史の勉強の次は、社会科の勉強です。
ルクセンブルグ市内に水を供給している大きな大きなダム群を見に行きました。
かなりしっかりと環境保護されていて、水質がきちんと守られていました。
ダイビングをしている人がいたのにはびっくり。

帰りはベルギー経由で家に帰りました。数日でドイツにもフランスにも行って、ベルギーも見て、
なかなかお得な国だなーと思いました。

夜は、でました、BBQ第二弾!!!
今度は大きな煙突のある窯のようなものでやりました。これまたおいしかった!
肉の匂いがすると、普段は寄ってこない近所の半分野生化したようなネコちゃんがすり寄ってきます。
ちょこっと餌付タイム。ワイルド過ぎて、ちょっと怖いくらいに元気です、ここのネコちゃんたち。

こうしてお約束のびっくりをしまくってまた一日が終わったのでした。

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あさごはん。

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マジノライン。

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街並み。
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例のプルーン。

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クリームブリュレ!
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ずっとこんな景色でした。
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夢の大公国、ルクセンブルグ(1)

2010年10月11日

デジイチ写真にて、旅レポートをアップしていきます☆

☆☆☆ 一日目 ☆☆☆
成田のユニクロでフリースを入手しつつ、KLMでアムステルダムへ!
機内ではナイト&デイズを見て、あとはiPod Touchでゲームをしたり昼寝をしたり。。。
アムステルダムで飛行機を乗り換え、もう1時間飛んでルクセンブルグへ!
初日は飛行機の移動でほとんどを費やしました。。。が、夜は夜でびっくりです。
空港には、現地に住んでいる姉夫婦が車で迎えに来てくれました。
暗闇のブドウ畑を通りながら40分ほどで家に到着。
友達の家に住んでいるということですが、なんとお屋敷。というか、古城!その歴史なんと400年!ひぇ~!!
中に入ると、城!って感じで、螺旋階段を上って・・・生活空間をひととおり案内してもらってから
キッチンで自家製のリンゴ酒と自家製のブドウで乾杯!
いや、ほんと広くてどの扉がトイレでどの扉が廊下でどれがクローゼットか、頭の中でめちゃくちゃ!
宿泊した部屋にはキングサイズのベッド、暖炉、ヨーロッパ調の家具、浴室、小部屋、クローゼット2つ・・・
広っ!!!度肝を抜かれました!!!!!


☆☆☆ 二日目 ☆☆☆
もう、朝早くから目が覚めてしまいました!
どこが壁でどこが扉かわからず、迷子の鼠のようにうろちょろする私。
午前中は、城の周りを散歩。
正面にはクルミの木(もちとん食べれる)噴水とブドウ用の温室のような建物があり、裏手には庭と
温室がありました。古いものがごろごろ転がっていて、古いものとサビ好きの私は1、2時間写真を撮っていても
全く飽きなかったです。
畑や小さな小川もありました。バーベキューの暖炉のようなものと、窯もありました。そしてテーブルやらも。
城の裏側は、上を見上げるとバルコニー、1Fにはアトリエが見えました。
うーん、裏庭も相当に広い!(・・・と思ったのですが、後から裏の森も敷地内と聞いてまたも腰が抜けそうに驚きました。)
それから母と(あ、旅は母と二人です。)、村の中を散歩しました。外に出てびっくり!
なんじゃこりゃ!!!
えー、こんなところに1泊してたの!??
なんて静かで綺麗なんでしょ!ふるーい建物やかわいい家がいっぱい!!!またも驚きでした。

午後は、語学学校を終えた姉と3人で市内観光に。
以前訪ねたことがあるのですが、真冬で寒過ぎてあまり記憶になかったのです。
ところが、めちゃくちゃキレイじゃないですかー!!!
2~2.5倍近くあるパスタを食べ、街歩き。
公爵の家を見たり、寺院や教会を見たり、要塞にぐるりと囲まれた世界遺産の中へ降りて行きました。
以前はこの城壁のような要塞をぐるりをまわっただけで中に降りてはいらなかったのです。
今回は真ん中よりちょっと下まで降りました。
その景色に、しばしうっとり。もうもう夢のような天気と景色でした!

もう一日で「楽しい旅だったね」と言ってしまったほど堪能した街歩きでした。

そしてさらに夜は裏庭でバーベキュー!!!
これがまた火を起こすところからやらせてもらって、楽しいのなんの。
絶品のソーセージを食べ、それから赤ピーマンにチーズを詰めたものを食べて、そのおいしさにまたしても
腰が抜けかけました!

くったくたになって眠りに就いた観光初日でした☆
寝る前に、また一言「いや~、いい旅行だったね!」(まだ一日だよ、オイ!)

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宿泊部屋から見た裏庭。奥に温室、左にBBQ暖炉、横切る堀は小川。

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暖炉のすぐ奥のまるで壁のようなところにも1枚扉。ある意味、忍者屋敷みたい。。。

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正面玄関。いや、でかいんですよこの扉!

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裏庭にて。ちょっと古いんだけどアトリエとバルコニーが見えます。

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ジャングルのようなハウス。トマトもきゅうりもズッキーニもルバーブもパセリも自家製!

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ブドウ用のハウス(といってもガラス張りで建物になっている)と噴水。午前は曇天でした。

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静かで綺麗な村。道行く人が「モイヤン!」とHelloを言ってくれました♪

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市内にて。なにこの午前とは打って変わって素晴らしい青空!同じ日です。

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要塞の壁から見下ろす古い町。

~つづく~